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ストリッパー逃げて久しき劇場の細く冬陽が落ちる楽屋に

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そっくりであること深き咎として父と子長き影を曵きゆく

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希わくは春。やわらかき土を踏み散骨ののちの静けさを往く

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従業員通用口をあふれだす今宵廃業した天使たち

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ややきつく髪を束ねてゆく朝の表面張力こわれずにいる

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手紙ひとつ書架にしのばせ図書室を出る いつかまたほどける陽射し

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偉大なる鳥を舞わせてわが胸の高みいよいよ澄みますように

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夏草に背を汚しつつ逆光の人にすべてをゆだねてしまう

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告げるべきそして告げざるべきことを冬の鏡に眉引きながら

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不揃いなこころを揺らしついてゆく石段ひとつひとつ数えて

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カードキー挿せばしずかに回りだすふたり行方のない冬の夜

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結ばれる予感に満ちて音程のかすかに狂う春の陽のなか

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たどたどしくひかりはそそぐ水深き冬を歩いて逢いにゆくとき

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鳥のように驚きやすきひとの掌に氷砂糖をしずかに落とす

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やけに時代掛かって見える夕焼けが頭上にひろがるけど無関係

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点として手を振る 駅は暮れながらちいさく深い痛みを負って

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物語はじめるように暗がりにゆびを汚して分けあう果実

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散り急ぐ癖をこらえて陽のめぐる墓地公園をふたりで歩く

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ひとつ置いて隣にすわるやさしさの雪よ遥かなその肩に降れ

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今し方、あなたの夢を。花墜ちて真夜の深みに何かを逃す

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プロフィール

ひぐらしひなつ

Author:ひぐらしひなつ
歌人。2003年、第一歌集『きりんのうた。』を出版。

公式サイト
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さざめきたてるきみの抒情の
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